製品カテゴリー › ボディケア・パーソナルケア › クーリングスプレー
ORIZI Group は、マレーシアでクーリングスプレーおよびボディクーリングミストを製造する OEM・プライベートブランド(PB)メーカーです。ノンアルコール処方にも対応し、ハラール志向の消費者に向けた製品づくりが可能です。ご希望の冷感の強さに合わせて処方し、香りの方向性に合う冷感剤を選定したうえで、化粧品として NPRA への届出まで対応します。
冷感剤はメントールと同じ TRPM8(冷感受容体)に作用します。受容体は脳に「冷たい」と伝えますが、実際の温度変化はわずかで短時間です。この点はビジネス上も重要です。クーリングスプレーが提供するのは再現性のある感覚であり、治療品でも制汗剤でもなく、深部体温を下げるものでもありません。ここを理解しているブランドは、最初から正しい訴求を設計し、最短の届出ルートに留まります。
この二つの比率を誤ることが、カテゴリーのテストでつまずく最も多い原因です。
インパクトは基剤の揮発と揮発性の高い冷感剤によるもので、店頭サンプリングや短尺動画で商品を売るのはこの一瞬です。持続感は揮発性の低い冷感エステル・アミドが肌に残ることで生まれ、リピート購入につながります。インパクトだけでは小手先の印象になり、持続感だけでは何も起きていないように感じられます。両方をご要望に合わせて設定し、処方確定前に官能評価パネルで確認します。
冷感剤によって感じ方は実際に異なります。香りのある製品ではさらに重要な違いとして、においの強さも異なります。
| 冷感剤 | 特性 | におい | 向いている用途 |
|---|---|---|---|
| l-メントール | シャープ、即効、最も認知度が高い | 明確なミント香 | ミント感を打ち出す定番のクーリング |
| メンチルラクテート | マイルド、持続的、刺激が低い | ごく弱い | 持続感のパート、敏感肌向けポジショニング |
| WS-3 | クリーン、即効、不揮発性 | ほぼ無臭 | 強いインパクトが欲しいがミント香は不要な場合 |
| WS-5 | 当社で最も強く、冷感強度はメントールの約 4 倍 | ほぼ無臭 | 強冷感・スポーツ機能系のポジショニング |
| WS-23 | メントール誘導体ではない | 無臭・無味 | 香りを重視するクーリングミスト(ミント香が調香を阻害する場合) |
原料メーカーのリーブオン製品(クリーム・ローション)向け技術資料によると、冷感剤の配合量はおおむね 0.05%〜0.5% です。スプレーでの最終配合量は試作段階で確定します。基剤の設計によって、実際に肌へ届く冷感量が変わるためです。
香りが主役となる製品では、冷感をメントール系以外の冷感剤で構成します。メントール自体ににおいがあり、調香の意図と干渉するためです。
可能です。マレーシア市場ではむしろ有利な製品になることが多いのですが、アルコールを抜くだけの単純な置き換えではありません。
市販のクーリングスプレーの多くはエタノールを基剤としています。揮発が速く、冷感のかなりの部分をエタノールが担うためです。一方でエタノールはムスリム消費者が最も注視する成分でもあり、マレーシアではハラールの自己宣言は認められず、認証は JAKIM が発行します。
当社のノンアルコール処方は、エタノール基剤を水系システムに置き換え、無臭の冷感剤と持続型の冷感エステルで感覚を再構築し、保湿成分で使用感を整えます。技術的な要点は可溶化です。高濃度エタノールによく溶ける冷感剤の一部は水系では析出するため、溶媒系は流用ではなく設計し直す必要があります。だからこそ、成分表を見ただけでは模倣されにくい製品になります。
一般的なクーリングスプレーは化粧品届出ルートです。判断を決めるのは剤形ではなく訴求内容です。
| ルート | 対象 | 該当する製品 |
|---|---|---|
| 化粧品届出(NOT) | 皮膚の洗浄・賦香・外観の変化・良好な状態の維持を目的とする製品(感覚的な効果を含む) | ボディクーリングミスト、衣類用クーリングスプレー、クーリング日焼け止めミスト、フットクーリングスプレー |
| 登録医薬品(MAL) | 症状の治療・予防をうたう製品、または薬理作用をもつ有効成分を含む製品 | 鎮痛訴求のあるリフレッシュスプレー |
| 医療機器(MDA) | 薬理作用ではなく物理的作用により効果を発揮する製品 | 冷却シート、冷却療法製品 |
感覚的なクーリング訴求であれば化粧品ルートに留まり、これが最短で発売できる道です。鎮痛訴求を加えると、同じ製品がまったく別の登録区分に移り、期間も費用も変わります。鎮痛訴求をご希望の場合は、そのルートでも製造します。OEM クーリング・リフレッシュジェルをご覧ください。
| 書けるもの | 避けるべきもの |
|---|---|
| 瞬間的なクーリング感 | 筋肉の痛みをやわらげる |
| リフレッシュ、暑い日のクールダウン | 抗炎症 |
| 速乾、衣類が濡れにくい | 熱中症の治療・予防 |
| 保湿成分配合の場合の保湿訴求 | 体温を何度下げる、という数値表現 |
| エタノール不使用の場合のノンアルコール表示 | 制汗 |
温度に関する表現は特に注意が必要です。皮膚温の低下幅として公開されている数値は幅が大きく、その多くは原料メーカーやブランド自身の説明であり、独立した測定ではありません。当社は、完成品で実測していない限り数値をラベルに記載しません。根拠のない数値は、規制当局にも競合にも最も指摘されやすい項目だからです。


カテゴリーの主力。腕、首すじ、胸元、ひざ裏に使う微細ミスト。速乾で衣類がべたつきません。有香・無香の両方に対応。

エタノール不使用の水系処方。ハラール志向やアルコールに敏感な消費者向け。冷感はそのままに、基剤だけを置き換えています。

肌ではなくシャツ、制服、ヘルメット内装に使用。汗をかいたときに最も冷たく感じる設計。ライダー、配送、制服、屋外作業のチャネルに適します。

塗り直したくなる剤形の UV ケア。塗り直し不足は日焼け止め最大の課題ですが、クーリングはそれを負担から楽しみに変えます。

長時間の立ち仕事、勤務、移動後のリフレッシュ。フットケアやファーマシー向けラインと相性があります。

高温多湿の日の頭皮用リフレッシュ。髪を覆う方にも。重さやべたつきが出ないよう設計します。
4つのクーリングコンセプトのページごとの解説と市場データは、Innovation & Trend Hub のクーリングスプレーコンセプトカタログにまとめてあります。
クーリングスプレーは、ファインミストおよびコンティニュアススプレーのポンプタイプで製造します。容器は PET、クリア・フロスト・遮光から選択できます。
容量はコストだけでなくポジショニングの判断でもあります。100ml〜120ml はカテゴリー上位品と同じ水準で、バッグや工具箱に入るサイズのため、使用頻度とリピートにつながります。30ml〜50ml はホテルアメニティ、法人ギフト、イベントサンプリング、ソーシャルコマースのセット販売で最も動きます。
機能に特化し、香水・デオドラント・職場の規定と干渉しません。無臭の冷感剤で構成するため、本当に何も香りません。これは付随的な選択肢ではありません。日本の独立系消費者情報誌の実測比較でも、主要ブランドの無香タイプが上位に入っています。
クーリングは、香り以外の存在理由をミストに与えます。ソープ、シトラス、マリン、ユーカリ、トロピカル、グルマンなどの方向性に対応します。香りが主役の場合は、ミント香と干渉しないようメントール系以外の冷感剤で冷感を構成します。
香りを主目的とする場合は OEM フレグランスミスト、においケアが主目的の場合は OEM デオドラント をご覧ください。
感覚的なクーリングであれば化粧品届出ルートに留まりますが、鎮痛訴求ではそうなりません。この一点で登録区分、スケジュール、パッケージ表示が決まるため、最初に決めてください。
ハラール志向の市場であれば、企画の段階でお知らせください。ノンアルコールは後からの置き換えではなく、溶媒系の設計そのものが異なります。
無香、微香、しっかり賦香。使用できる冷感剤が変わるため、これはマーケティングではなく処方の判断です。
肌、衣類、足、頭皮。それぞれ基剤、ノズル、試験項目が変わります。
本ページの内容はマレーシアの規制当局の資料に基づいています。化粧品は国家医薬品規制庁(NPRA)の「マレーシア化粧品管理ガイドライン」により管理され、同ガイドラインは ASEAN 化粧品指令を基礎として通達により更新されます。物理的作用による製品は医療機器庁(MDA)の所管です。マレーシアのハラール認証は JAKIM が発行し、自己宣言は認められません。成分の制限値は旧版ではなく最新の附属書でご確認ください。
ご希望の冷感の強さ、ノンアルコールの要否、香りの方向性をお知らせください。処方の方針とサンプルのスケジュールをご提案します。