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オリジナル化粧品を作るには?自社ブランドの始め方と化粧品OEMの流れ

処方の選び方からNPRA届出、ハラール認証まで、初めてスキンケアブランドを立ち上げるための手順と注意点。

執筆・調査:Edan Foo(小売・企業分野ライター)・技術協力:ORIZI Group 研究開発チーム・ファクトチェック:Creaton Poh・発行:ORIZI Group・最終確認:2026年10月
開示:本記事はORIZI Groupが発行しており、当社の製造経験・サービス・能力に言及する場合があります。外部の事実に関する記述には出典を示しています。

クイックアンサー

オリジナル化粧品を作るには、化粧品OEMメーカーに製造を委託する方法があり、初めて起業する方でも自社ブランドとして発売できます。流れは、ブランドの方向性を決める、製造方式(OEM・ODM・プライベートブランド)を選ぶ、サンプルを確認する、容器・ラベルを決める、NPRAに届け出る、試作する、本生産に進むの7ステップです。期間は、ODM・プライベートブランドで最短8〜12週間程度、オーダーメイドOEMで3〜6か月が目安です。

この記事のポイント

目次

  1. OEM・ODM・プライベートブランドの違いは?
  2. マレーシアで化粧品を作るメリットは?
  3. オリジナル化粧品ができるまでの流れは?
  4. 何個から作れる?期間はどれくらい?
  5. GMPとハラール認証はなぜ必要?
  6. 化粧品OEMメーカーの選び方は?
  7. ORIZIの視点
  8. 注意点・よくある失敗
  9. よくあるご質問

「化粧品を作りたい」「自社ブランドの化粧品を持ちたい」と考えたときの方法の一つが、化粧品OEMメーカーへの製造委託です。マレーシアは、新しいスキンケア・化粧品ブランドの立ち上げ拠点として、東南アジアで存在感を高めています。成熟した受託製造の環境、世界的に認められたハラール認証の仕組み、成長するASEAN市場への近さがそろい、スピード、信頼性、コスト効率を両立しやすいのが特徴です。

一方で、初めて起業する方にとっては、アイデアから店頭に並ぶ製品までの道のりが見えにくいものです。最小ロット、規制上の承認、OEM・ODM・GMPといった聞き慣れない用語が並ぶためです。マレーシアでプライベートブランドのスキンケアブランドを立ち上げるには、製造方式の選択、サンプル確認、NPRA届出、メーカー選びといった判断を順に進めることになります。

OEM・ODM・プライベートブランドの違いは?

違いは、処方を誰が用意し、どこまで変更できるかです。それぞれ費用、期間、知的財産の帰属が大きく異なるため、メーカーに相談する前に3つの方式を理解しておくことが大切です。

OEM(Original Equipment Manufacturer)とは、ブランドオーナーが自社の処方を持ち込み、メーカーがその仕様どおりに製造する方式です。自社の研究開発(R&D)チームや外部の化学者を通じて、すでに処方を開発している創業者に向いています。

ODM(Original Design Manufacturer)とは、メーカーのカタログにある既存処方をもとに、香り、テクスチャー、容器、ブランディングをカスタマイズする方式です。処方開発と安定性試験という大きな工程がすでに済んでいるため、市場投入までが早く、コスト効率の高い方法です。

プライベートブランド(PB)とは、ODMに近い方式で、すでに完成している既存製品に自社のブランドとパッケージを付けるものです。処方のカスタマイズはほとんど、またはまったくありません。より独自性の高い製品に投資する前に、コンセプトをすばやく試せる方法です。

方式 処方 変更できる範囲 向いているケース
OEM ブランドオーナーの処方 仕様どおりに製造 すでに処方を開発している
ODM メーカーの既存処方 香り、テクスチャー、容器、ブランディング 早く、コストを抑えて発売したい
プライベートブランド 完成済みの既存製品 ブランドとパッケージ(処方はほぼ変更なし) 本格的な投資の前にコンセプトを試したい

多くの新ブランドは、初期リスクを抑えて需要を確かめるため、まずODMまたはプライベートブランドで始め、その後、看板製品をオーダーメイドのOEM処方に切り替えていきます。

マレーシアで化粧品を作るメリットは?

マレーシアでは、製造力と市場へのアクセスを同時に得られます。国内には化粧品・パーソナルケア製品のメーカーが集積し、その多くが国際的な品質基準で操業しながら、欧州や韓国の製造拠点より取り組みやすい最小ロットを提示しています。初めての製品ラインを立ち上げる創業者や、新しい市場セグメントを試したいブランドにとって、特に魅力のある環境です。

さらに、ハラール認証の分野で世界をリードする立場にあるマレーシアで作られたブランドは、東南アジアや中東などのムスリム人口が多い市場で信頼を得やすくなります。この市場は10億人を大きく超える消費者を抱え、着実に成長しています。ASEAN化粧品指令(ASEAN Cosmetic Directive)の要件と、EU・米国・湾岸諸国向けの輸出書類の両方に通じた薬事人材がそろっていることも、多くの地域・海外の美容ブランドがマレーシアで製造する理由です。

オリジナル化粧品ができるまでの流れは?7つのステップ

ブランドごとに道のりは少しずつ異なりますが、コンセプトから発売までの流れはおおむね共通しています。

  1. ブランドのポジショニングを決める。ターゲット顧客、価格帯、製品が応える肌の悩みや期待する効果を明確にします。ポジショニングが明確であれば、成分から容器まで、その後の判断がずっと容易になります。
  2. 製造方式を選ぶ。予算、スケジュール、処方をどこまで差別化したいかに応じて、OEM、ODM、プライベートブランドから選びます。
  3. 処方サンプルを依頼する。信頼できるメーカーは、本生産の前にテクスチャー、香り、使用感を確かめられるサンプルを提供します。
  4. 容器・パッケージとブランディングを確定する。ボトルやジャーの選定、表示ラベル、化粧箱のデザインに加え、規制で義務づけられた成分表示や安全性情報をすべて記載します。
  5. 規制上の届出を済ませる。マレーシアでは、化粧品を合法的に販売する前に、国家医薬品規制庁(NPRA)への届出が必要です。通常は、メーカーまたは薬事コンサルタントが代行できます。手続きの詳細はNPRA届出・登録ガイドにまとめています。
  6. 試作(パイロット)生産を行う。本発注の前に小規模な試作バッチをつくり、量産時の品質、安定性、容器との適合を確認します。
  7. 本発注と販売計画。問題がなければ本生産に移り、EC、小売、輸出など、選んだ販売チャネルに合わせて物流を調整します。

何個から作れる?期間はどれくらい?

最小ロットはメーカーと製品によって異なりますが、マレーシアには、市場をテストする新ブランド向けにスターター用の最小ロットを用意するメーカーが多く、ほかの地域のメーカーより大幅に少ない数量から始められることがよくあります。期間は製造方式によって変わります。

製造方式 サンプルから発売準備までの目安
ODM・プライベートブランド 最短8〜12週間程度
オーダーメイドOEM(安定性試験を含む) 3〜6か月

ORIZI Groupの場合、起業家向け小ロットプログラム「R2B」なら、対象製品を50個から、RM3,000からのスタートアップパッケージで始められ、既存処方であれば1〜2週間で発売準備が整います。既存処方を調整するODMは500個からです。費用の内訳は化粧品OEMの費用はいくら?小ロットの価格と内訳で詳しく取り上げています。

GMPとハラール認証はなぜ必要?

GMPは品質と安全性の基本的な証明であり、ハラール認証はムスリム市場に参入するための条件になるからです。

GMP(Good Manufacturing Practice:適正製造規範)認証とは、工場が衛生、品質管理、トレーサビリティ、従業員教育について、文書化された一貫した工程に従っていることを示すものです。創業者にとって、GMP認証を持つメーカーと組むことは、単なる法令対応ではありません。製品回収、汚染、バッチごとの品質のばらつきといった、信頼を築く前の若いブランドの評判を傷つけかねないリスクを直接減らします。

ハラール認証とは、原料、処方の工程、さらに工場内での取り扱いまでがハラールの基準を満たしていることを示す認証です。原料の調達から、製造中に非ハラール物質との交差汚染を避けることまでが対象になります。マレーシア、インドネシア、湾岸協力会議(GCC)諸国、世界のハラールビューティー市場を目指すブランドにとって、この認証は任意ではなく、小売店での取り扱いと消費者の信頼を得るための前提条件となることが多くあります。認証の仕組みと取得方法はハラール認証ガイドにまとめています。

どちらの認証も、新しいブランドを評価する海外のバイヤーや販売代理店にとって信頼の目安となり、デューデリジェンスの期間を大幅に短くすることがよくあります。

化粧品OEMメーカーの選び方は?6つのチェックポイント

メーカー選びは、ブランドの方向性のほぼすべてを左右するため、慎重な確認が必要です。主なチェックポイントは次の6つです。

マレーシアの工場が実在し、許認可を持っているかを公的なデータベースで確かめる方法は、マレーシアのOEM工場の確認方法(NPRA・JAKIM・SSM)で紹介しています。

メーカー選びは、計画全体の土台となる判断です。ORIZI Groupは、マレーシアのスキンケア・化粧品OEMメーカーとして、処方開発、ハラールに適合した製造、容器・パッケージまでを担っています。

ORIZIの視点:メーカーは「発注先」ではなく「チームの延長」

信頼できる製造パートナーは、単なる発注先というより、ブランドチームの延長として機能するべきだと当社は考えています。製品の成功は、メーカー自身の評判にも直結するからです。

スキンケア・化粧品ブランドの発売には、互いに関連する多くの判断が伴い、適切な製造パートナーを選べるかどうかが、スムーズな発売とコストのかかる遅れの分かれ目になります。ORIZI Groupは、ODM処方を検討する初めての起業家から、OEM生産を拡大する既存ブランドまで、あらゆる段階の創業者と取り組んでいます。その基盤は、GMP認証を取得した施設と、国内市場と輸出市場の両方に対応するハラール認証のノウハウです。

初めてのブランドで、小ロットから市場を確かめたい場合は、R2B(Ready2Brand)が入口になります。

注意点・よくある失敗:初めてのスキンケアブランドで避けたい5つのこと

資金もリサーチも十分な創業者でも、初めてのスキンケアラインでは、次のような落とし穴でつまずくことがあります。

よくあるご質問

個人でもオリジナル化粧品を作れますか?
初めて起業する方でも、化粧品OEMメーカーに製造を委託すればオリジナル化粧品を作れます。初期リスクを抑えるため、まずODMまたはプライベートブランドで始め、需要を確かめてからオーダーメイドOEMに進むのが一般的です。マレーシアで販売するには販売前のNPRA届出が必要なため、届出の準備も含めてメーカーに相談すると進めやすくなります。

オリジナル化粧品づくりは、何から始めればいいですか?
まずブランドのポジショニングを決めます。ターゲット顧客、価格帯、製品が応える肌の悩みや期待する効果を明確にすると、製造方式、成分、容器の判断がしやすくなります。

化粧品OEMの流れと期間はどれくらいですか?
製造方式によって異なります。ODM・プライベートブランドの製品は、サンプルから発売準備まで最短8〜12週間程度で進むことがよくあります。安定性試験を含むオーダーメイドOEMの処方では、3〜6か月かかる場合があります。

化粧品OEMは何個から作れますか?
最小ロットはメーカーと製品の種類によって異なります。マレーシアには、市場をテストする新ブランド向けのスターター用最小ロットを用意するメーカーが多く、ほかの地域より大幅に少ないことがよくあります。ORIZI GroupのR2Bでは対象製品を50個から、ODMは500個から製造します。

ムスリム市場で販売しない場合も、ハラール(ハラル)認証は必要ですか?
すべての市場で必須というわけではありません。ただし、将来の販路が広がり、どのバイヤーに対しても厳格な品質管理を示せるため、取得する創業者は多くいます。

既存の処方をカスタマイズできますか?
はい。それがODMという方式です。実績のあるベース処方をもとに、香り、有効成分の配合濃度、テクスチャー、容器を調整できます。

マレーシアで化粧品を販売するには、どのような手続きが必要ですか?
化粧品は販売前に国家医薬品規制庁(NPRA)への届出が必要です。輸出先の国では、通常、その国独自の要件が加わります。

オリジナル化粧品の立ち上げ費用はいくらですか?
製品、処方、容器、数量によって異なります。ORIZI GroupのR2BはRM3,000からのスタートアップパッケージで、既存処方なら1〜2週間で発売準備が整います。費用の内訳は化粧品OEMの費用はいくら?をご覧ください。

参考資料

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製品のコンセプト、予算、スケジュールに合わせて、適した製造方式をご提案します。初めてのブランドなら、R2Bで対象製品を50個から始められます。

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